2013.05.16
駐日ガーナ大使とのコーヒーアワー
“Come to Ghana”
様々な側面からガーナの可能性と現在の成長を知ることが出来ました。
アフリカと一括りにされることの多いアフリカ諸国ですが、その中でガーナはどのような位置付けにあるのでしょうか。
4月に就任されたばかりのエドモンド・コフィ・デー駐日大使は、ガーナの昔ながらの良さと、現在の目覚ましい成長についてお話されていました。
現在ガーナのGDP成長率は年々高くなっており、5%以上、10%以上、と急速な成長を遂げています。
また、かのコフィ・アナン事務局長など、国連でのプレゼンスも高いことに言及されていました。
日本との関係については野口英世が挙げられました。ガーナで黄熱病の研究をしていた野口英世を記念して様々な記念館等が立てられ、現在は野口英世アフリカ賞として、アフリカの医学に貢献した者に対する賞も行われています。
第2回授与式とシンポジウムが6月の4日に開催されますので、ご関心のある方は是非足をお運びください。
http://www.ticadyokohama.jp/noguchi/index.html
NPO法人ACE事務局長の白木朋子さんからは、ACEの活動紹介とガーナという国の魅力、日本人としての関わり方についてお話がありました。
ACEはAction against Child Exploitation。子どもの搾取に反対して行動する、という名のNPOです。ガーナのカカオ産地で、すべての子どもが児童労働から守られ、質の良い教育を受けられるように活動しています。
「村と行政を繋げていく。私たちは自分たちで小学校を建てたりはしません。政府が主導して行っているものが、きとんと隅々まで行き届くようにお手伝いさせてもらっています。」
「児童労働とか搾取とか暗いイメージが多いですが、ガーナの人はホスピタリティに溢れている。行く度にガーナの皆さんに出迎えてもらい、美味しいガーナ料理を食べさせてもらう。しかし課題があるのは事実です。そしてこれらの活動を支えているのはチョコレートを食べている皆さん1人1人です。チョコレートという身近なものから繋がっていってほしい。対等な立場に立ってガーナの皆さんと一緒に取り組んでいきたい。」
ガーナ自身の良さ、1日本人としての自身や団体の立場、それらについてのお気持ちが伝わってくるお話でした。
http://www.morinaga.co.jp/1choco-1smile/overview/index.html
東京大学大学院の世界銀行奨学生のエヴァンスさんからは、「皆さんはガーナが貧しい国だと思っていると思いますが、今日はそうではないことを伝えたい。」の言葉から、ノンストップの力強いお話が始まりました。
GDPの成長率に始まり、現行の政策の具体的な問題点、アフリカ他国と比べてもガーナが投資に適している理由、マイクロファイナンス等の各投資の効果・実情、貿易事情、ガーナ内の投資に適した地域。
またガーナの多くの産品や場所についても紹介されました。
“Japanese work too much. Reveal your stress! Come to Ghana.”
グラフや表を効果的に使用し、身振り手振りを交えた迫力あるプレゼンテーションでした。
最後に、慶應義塾大学の宮坂さんからのお話でした。
昨年半年休学してガーナの村にAIESECを通じてインターンをされた宮坂さん。
「1年生の頃から足を運んで関わってはいたけど、貧困問題に自分が本当に関わり続けるのかを確認したくて、ガーナ行きを決めました。」
始めの2ヶ月ほどは何度も帰ろうと思って、帰国便の予約をしそうになったほど。
しかし建物だけ建てられ使用されていなかった図書館の再建を心に決めてからは上裸で大工ばりに机を作り続け、終わった頃には子どもたちが宿題をしにきた光景を見て、本当に嬉しく思ったそうです。
日本に帰国して数ヶ月、現在も「本当のガーナチョコレートを作るプロジェクト」として、ガーナのカカオからチョコレートを作るワークショップを開催し、精力的に活動されています。
https://www.facebook.com/realghanachoco
どの方のお話にも熱意が入り、延長をしたコーヒーアワーでしたが、今回も多くの側面からの学びがありました。
これまでTICADに向けて4回続いたコーヒーアワーも、TICAD前はこちらで最終回でした。
TICAD後には一体どのようなコンテンツとなっていくのでしょうか。
ご来場頂きました皆様、そしていつもお世話になっております世界銀行東京事務所の皆様、ありがとうございました!
様々な側面からガーナの可能性と現在の成長を知ることが出来ました。
アフリカと一括りにされることの多いアフリカ諸国ですが、その中でガーナはどのような位置付けにあるのでしょうか。
4月に就任されたばかりのエドモンド・コフィ・デー駐日大使は、ガーナの昔ながらの良さと、現在の目覚ましい成長についてお話されていました。
現在ガーナのGDP成長率は年々高くなっており、5%以上、10%以上、と急速な成長を遂げています。
また、かのコフィ・アナン事務局長など、国連でのプレゼンスも高いことに言及されていました。
日本との関係については野口英世が挙げられました。ガーナで黄熱病の研究をしていた野口英世を記念して様々な記念館等が立てられ、現在は野口英世アフリカ賞として、アフリカの医学に貢献した者に対する賞も行われています。
第2回授与式とシンポジウムが6月の4日に開催されますので、ご関心のある方は是非足をお運びください。
http://www.ticadyokohama.jp/noguchi/index.html
NPO法人ACE事務局長の白木朋子さんからは、ACEの活動紹介とガーナという国の魅力、日本人としての関わり方についてお話がありました。
ACEはAction against Child Exploitation。子どもの搾取に反対して行動する、という名のNPOです。ガーナのカカオ産地で、すべての子どもが児童労働から守られ、質の良い教育を受けられるように活動しています。
「村と行政を繋げていく。私たちは自分たちで小学校を建てたりはしません。政府が主導して行っているものが、きとんと隅々まで行き届くようにお手伝いさせてもらっています。」
「児童労働とか搾取とか暗いイメージが多いですが、ガーナの人はホスピタリティに溢れている。行く度にガーナの皆さんに出迎えてもらい、美味しいガーナ料理を食べさせてもらう。しかし課題があるのは事実です。そしてこれらの活動を支えているのはチョコレートを食べている皆さん1人1人です。チョコレートという身近なものから繋がっていってほしい。対等な立場に立ってガーナの皆さんと一緒に取り組んでいきたい。」
ガーナ自身の良さ、1日本人としての自身や団体の立場、それらについてのお気持ちが伝わってくるお話でした。
http://www.morinaga.co.jp/1choco-1smile/overview/index.html
東京大学大学院の世界銀行奨学生のエヴァンスさんからは、「皆さんはガーナが貧しい国だと思っていると思いますが、今日はそうではないことを伝えたい。」の言葉から、ノンストップの力強いお話が始まりました。
GDPの成長率に始まり、現行の政策の具体的な問題点、アフリカ他国と比べてもガーナが投資に適している理由、マイクロファイナンス等の各投資の効果・実情、貿易事情、ガーナ内の投資に適した地域。
またガーナの多くの産品や場所についても紹介されました。
“Japanese work too much. Reveal your stress! Come to Ghana.”
グラフや表を効果的に使用し、身振り手振りを交えた迫力あるプレゼンテーションでした。
最後に、慶應義塾大学の宮坂さんからのお話でした。
昨年半年休学してガーナの村にAIESECを通じてインターンをされた宮坂さん。
「1年生の頃から足を運んで関わってはいたけど、貧困問題に自分が本当に関わり続けるのかを確認したくて、ガーナ行きを決めました。」
始めの2ヶ月ほどは何度も帰ろうと思って、帰国便の予約をしそうになったほど。
しかし建物だけ建てられ使用されていなかった図書館の再建を心に決めてからは上裸で大工ばりに机を作り続け、終わった頃には子どもたちが宿題をしにきた光景を見て、本当に嬉しく思ったそうです。
日本に帰国して数ヶ月、現在も「本当のガーナチョコレートを作るプロジェクト」として、ガーナのカカオからチョコレートを作るワークショップを開催し、精力的に活動されています。
https://www.facebook.com/realghanachoco
どの方のお話にも熱意が入り、延長をしたコーヒーアワーでしたが、今回も多くの側面からの学びがありました。
これまでTICADに向けて4回続いたコーヒーアワーも、TICAD前はこちらで最終回でした。
TICAD後には一体どのようなコンテンツとなっていくのでしょうか。
ご来場頂きました皆様、そしていつもお世話になっております世界銀行東京事務所の皆様、ありがとうございました!