2013.03.12
駐日タンザニア大使とのコーヒーアワー
平成25年3月12日(火)に世界銀行東京事務所主催のコーヒーアワー・シリーズに、TICAD V 学生プロジェクトも共催という形で参加させて頂きました。
今回は第二回目「タンザニア」についてです。
駐日タンザニア連合共和国特命全権サロメ・タダウス・シジャオナ大使、公益財団法人 ジョイセフの柴千里さん、横浜国立大学にてインフラストラクチャーを学んでいるモス・ローランスさん、TICAD V 学生プロジェクトメンバーの和田奈月によるお話でした。
最初に、本日ご来日されていた世界銀行の副総裁の方から3.11東日本大震災の哀悼の言葉が述べられました。その後、アフリカン音楽のリミックスアルバムの紹介とダルエスサラーム大学に留学していた和田の紹介をされて大使のお話へと移りました。
シジャオナ大使にはタンザニアはどういう国なのかについて。
タンザニアは多民族・多言語・多宗教国家ではありますが、言語面ではスワヒリ語により国は統一されており、政治的にも社会的にもとても安定した民主主義国家だそうです。また発展途上国ではありますが近年は安定的な経済成長をしており、豊かな天然資源・農業セクターの発展・観光業・そして鉱山資源の開発などタンザニアがポテンシャルの高い国であるようです。その一方で灌漑施設などのインフラが整っていなかったり、医者やエンジニアなどの人材が不足しているなど直面している課題についても言及していました。
続いて途上国にて妊産婦を救うなどの活動をしているジョイセフの柴千里さんからお話をしていただきました。
今現在プロジェクトお展開しているShinyangaという地域は半数以上の女性が自宅で出産し、資格のないその地域の伝統的な助産婦に介助してもらっているように出産をする際の環境がよろしくなく、出産に関する正しい知識も持っていません。そのために現在ジョイセフでは病院や分娩室などの施設の充実、妊娠時にお腹はどうなっているのかなど出産に関する正しい知識を現地の人に教えているそうです。柴さんはただ病院などの施設、いわば“ハコ”を整備するだけでは意味がなく、その“ハコ”を維持していくために「人材育成」が大切なのだと述べていました。
タンザニア出身の学生ローランスさんはインフラの民営化について。
タンザニアの大きな課題であるインフラ整備を横浜国立大学で学んでおり、インフラが民営化されたプロセスや、民営化のメリットとデメリットをスライドにまとめて細部にわたり説明してくれました。民営化が必ずしも効率アップにつながるわけではないものの、政府は民間がインフラ整備に参画できるようなができる助けとなるよな環境を作り出すべきだと主張していました。
最後に当プロジェクトメンバーの和田奈月がご自身のタンザニアでの一年間の留学生活について、写真を用いてお話してくれました。
タンザニアでの寮生活、学校生活、食生活などタンザニアの学生がどのような学生生活を送っているのかについて楽しそうに語ってくれました。そして日本の就活とタンザニアの就活にも言及しました。タンザニアでは博士号をとっても働き口がないことも多く、在学中でも自分の特技を活かして企業する学生もいるなど、ハンガリー精神を持つ人が増えているそうです。
最後に大使が最初に述べていた“Tanzania is a huge country, religion, tribes, language, but united”が大変印象に残っており、タンザニアは120もの文化があり、国土も広く、4800万人もの人々が一つの国としてまとまって安定しています。これはアフリカの中でも珍しいことで、この国の持つポテンシャルを強く感じました。そして日本とタンザニアの関係は現在も良好で、政府間の関係だけではなく、人レベルでの関係が構築が目指されています。少しでも多くの人がこのタンザニアという国の魅力に気づいてくれればいいなと思います・
この度は世界銀行の皆様、ご参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。
第3弾のコーヒーアワーでまたお会いできることを楽しみにしております。
今回は第二回目「タンザニア」についてです。
駐日タンザニア連合共和国特命全権サロメ・タダウス・シジャオナ大使、公益財団法人 ジョイセフの柴千里さん、横浜国立大学にてインフラストラクチャーを学んでいるモス・ローランスさん、TICAD V 学生プロジェクトメンバーの和田奈月によるお話でした。
最初に、本日ご来日されていた世界銀行の副総裁の方から3.11東日本大震災の哀悼の言葉が述べられました。その後、アフリカン音楽のリミックスアルバムの紹介とダルエスサラーム大学に留学していた和田の紹介をされて大使のお話へと移りました。
シジャオナ大使にはタンザニアはどういう国なのかについて。
タンザニアは多民族・多言語・多宗教国家ではありますが、言語面ではスワヒリ語により国は統一されており、政治的にも社会的にもとても安定した民主主義国家だそうです。また発展途上国ではありますが近年は安定的な経済成長をしており、豊かな天然資源・農業セクターの発展・観光業・そして鉱山資源の開発などタンザニアがポテンシャルの高い国であるようです。その一方で灌漑施設などのインフラが整っていなかったり、医者やエンジニアなどの人材が不足しているなど直面している課題についても言及していました。
続いて途上国にて妊産婦を救うなどの活動をしているジョイセフの柴千里さんからお話をしていただきました。
今現在プロジェクトお展開しているShinyangaという地域は半数以上の女性が自宅で出産し、資格のないその地域の伝統的な助産婦に介助してもらっているように出産をする際の環境がよろしくなく、出産に関する正しい知識も持っていません。そのために現在ジョイセフでは病院や分娩室などの施設の充実、妊娠時にお腹はどうなっているのかなど出産に関する正しい知識を現地の人に教えているそうです。柴さんはただ病院などの施設、いわば“ハコ”を整備するだけでは意味がなく、その“ハコ”を維持していくために「人材育成」が大切なのだと述べていました。
タンザニア出身の学生ローランスさんはインフラの民営化について。
タンザニアの大きな課題であるインフラ整備を横浜国立大学で学んでおり、インフラが民営化されたプロセスや、民営化のメリットとデメリットをスライドにまとめて細部にわたり説明してくれました。民営化が必ずしも効率アップにつながるわけではないものの、政府は民間がインフラ整備に参画できるようなができる助けとなるよな環境を作り出すべきだと主張していました。
最後に当プロジェクトメンバーの和田奈月がご自身のタンザニアでの一年間の留学生活について、写真を用いてお話してくれました。
タンザニアでの寮生活、学校生活、食生活などタンザニアの学生がどのような学生生活を送っているのかについて楽しそうに語ってくれました。そして日本の就活とタンザニアの就活にも言及しました。タンザニアでは博士号をとっても働き口がないことも多く、在学中でも自分の特技を活かして企業する学生もいるなど、ハンガリー精神を持つ人が増えているそうです。
最後に大使が最初に述べていた“Tanzania is a huge country, religion, tribes, language, but united”が大変印象に残っており、タンザニアは120もの文化があり、国土も広く、4800万人もの人々が一つの国としてまとまって安定しています。これはアフリカの中でも珍しいことで、この国の持つポテンシャルを強く感じました。そして日本とタンザニアの関係は現在も良好で、政府間の関係だけではなく、人レベルでの関係が構築が目指されています。少しでも多くの人がこのタンザニアという国の魅力に気づいてくれればいいなと思います・
この度は世界銀行の皆様、ご参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。
第3弾のコーヒーアワーでまたお会いできることを楽しみにしております。