201.06.02
「アフリカの若者によるアフリカのためのボランティア活動の推進にむけて」
国連ボランティア計画が主催する「アフリカの若者によるアフリカの若者のボランティア」に、TICAD V 学生プロジェクト共同代表・辻愛麻が登壇させて頂きました。
冒頭にILO事務局長ジルベール・ウングボ氏から「ボランティアと若者の雇用の関連」という観点から無償の労働力とみなされがちなユースのパフォーマスをモニタリングし働くひととの比較の重要性についてのお話。
外務省でMDGsやポストMDGsを担当されている地球規模課題総括課の飯田慎一氏「国連はなんのためにあるのでしょうか?」という問いかけからはじまるスピーチ。
そしてAUのアカデミックオフィサーであるアブドゥルハキム・エルワエア博士より自身のボーイスカウトでの経験からボランティア精神とは何か、ボランティア活動を行う上できちんとした組織だてを行う構造的な支援や市民の気持ちを汲み取る重要性を通じて、アラブの春に関連する若者の動きについても述べられました。
UNV事務局長ディクタス氏の前半のまとめにて「白髪が生えてきてもボランティアになれる。しかし今から出来ることがあり、それが例えばアフリカ全体でサポートしている組織、UNユースボランティアプログラムです。アフリカは若者がおおい大陸、今日は若者の可能性に迫りましょう」という言葉をおき、パネルディスカッションが始まりました。
後半のパネルディスカッションではアフリカ連合から日本・東北地方へボランティアにきているユースグループの代表・ベルハヌ・テェフェラ氏、TICAD V 学生プロジェクト辻愛麻、若者の活動への参画を地域から呼びかけサポートしているウガンダNGOフォーラムのフェスタス・カヒグワ氏の3名によって行われました。
まず辻からは、ユースがボランティア活動を行う意義としてまず「社会」短期的には若者のボランティア活動によりプロジェクトが推進力を得ること、長期的にはボランティア活動を通じて得た経験や技術をもつ人材の育成が行われることについて述べました。
また、個人としても若いうちにボランティアを経験することで様々な現場を見ることで将来の選択肢が広がり、更に他国に行くことは他者に触れ、自らの原体験となるような交流やチャレンジをすることが出来る、と自らのTICAD V 学生プロジェクトでの活動から述べました。
次にフェスタス氏は、ボランティアはアフリカの価値であり、家庭でも地域でも行うことが出来ると述べます。一方でジェンダーや経済環境などの地域的な障壁からアフリカの若者があまり動けない現状とその打破の重要性に言及。「ボランティアをすると若者は経済に関わる機会が増えます。招かれる必要はないし自分から出て行けばいい」という力強いユースへの後押しを頂きました。とりわけ次世代の若者は「政治的な体制を変えていく、ボランティアを経てガバナンスを変えていくのだ」という未来への可能性に対してもコメントをなさいました。
ベルハヌ・テェフェラ氏は、今回アフリカから日本への初の派遣となるAUボランティアの代表として東北・遠野市でボランティア活動をしました。遠野市ではアグリツ―リズムやグリーンツーリズムを通しての雇用をうむシステムなどを遠野市から学び、彼ら自身もボランティア活動を行い、次世代のアフリカと日本の「パートナー」としての在り方をまさしく体現した活動を行ってきました。会場からの質問で「あなたの将来の夢はなんですか?」と聞かれた際に「若い人たちの育成、開発についてまとめた成果を次のTICAD VIにて、発表したいと思います」という力強いコメントを投げかけました。
ディクタス氏がモデレーターとして終始、会を和やかに、また、有意義な方向に進める姿に会場全体が対話に参加するような気持ちでのシンポジウムとなりました。
素晴らしい機会を、ありがとうございました。
冒頭にILO事務局長ジルベール・ウングボ氏から「ボランティアと若者の雇用の関連」という観点から無償の労働力とみなされがちなユースのパフォーマスをモニタリングし働くひととの比較の重要性についてのお話。
外務省でMDGsやポストMDGsを担当されている地球規模課題総括課の飯田慎一氏「国連はなんのためにあるのでしょうか?」という問いかけからはじまるスピーチ。
そしてAUのアカデミックオフィサーであるアブドゥルハキム・エルワエア博士より自身のボーイスカウトでの経験からボランティア精神とは何か、ボランティア活動を行う上できちんとした組織だてを行う構造的な支援や市民の気持ちを汲み取る重要性を通じて、アラブの春に関連する若者の動きについても述べられました。
UNV事務局長ディクタス氏の前半のまとめにて「白髪が生えてきてもボランティアになれる。しかし今から出来ることがあり、それが例えばアフリカ全体でサポートしている組織、UNユースボランティアプログラムです。アフリカは若者がおおい大陸、今日は若者の可能性に迫りましょう」という言葉をおき、パネルディスカッションが始まりました。
後半のパネルディスカッションではアフリカ連合から日本・東北地方へボランティアにきているユースグループの代表・ベルハヌ・テェフェラ氏、TICAD V 学生プロジェクト辻愛麻、若者の活動への参画を地域から呼びかけサポートしているウガンダNGOフォーラムのフェスタス・カヒグワ氏の3名によって行われました。
まず辻からは、ユースがボランティア活動を行う意義としてまず「社会」短期的には若者のボランティア活動によりプロジェクトが推進力を得ること、長期的にはボランティア活動を通じて得た経験や技術をもつ人材の育成が行われることについて述べました。
また、個人としても若いうちにボランティアを経験することで様々な現場を見ることで将来の選択肢が広がり、更に他国に行くことは他者に触れ、自らの原体験となるような交流やチャレンジをすることが出来る、と自らのTICAD V 学生プロジェクトでの活動から述べました。
次にフェスタス氏は、ボランティアはアフリカの価値であり、家庭でも地域でも行うことが出来ると述べます。一方でジェンダーや経済環境などの地域的な障壁からアフリカの若者があまり動けない現状とその打破の重要性に言及。「ボランティアをすると若者は経済に関わる機会が増えます。招かれる必要はないし自分から出て行けばいい」という力強いユースへの後押しを頂きました。とりわけ次世代の若者は「政治的な体制を変えていく、ボランティアを経てガバナンスを変えていくのだ」という未来への可能性に対してもコメントをなさいました。
ベルハヌ・テェフェラ氏は、今回アフリカから日本への初の派遣となるAUボランティアの代表として東北・遠野市でボランティア活動をしました。遠野市ではアグリツ―リズムやグリーンツーリズムを通しての雇用をうむシステムなどを遠野市から学び、彼ら自身もボランティア活動を行い、次世代のアフリカと日本の「パートナー」としての在り方をまさしく体現した活動を行ってきました。会場からの質問で「あなたの将来の夢はなんですか?」と聞かれた際に「若い人たちの育成、開発についてまとめた成果を次のTICAD VIにて、発表したいと思います」という力強いコメントを投げかけました。
ディクタス氏がモデレーターとして終始、会を和やかに、また、有意義な方向に進める姿に会場全体が対話に参加するような気持ちでのシンポジウムとなりました。
素晴らしい機会を、ありがとうございました。