2013.02.19
駐日エチオピア大使とのコーヒーアワー
2013年2月19日(火)に世界銀行東京事務所主催 「駐日エチオピア大使とのコーヒーアワー」が開催されました。
コーヒーアワー・シリーズは月一回の頻度で開催される予定で、今回は第一回目で、テーマは「エチオピア」でした。
以下の方々にパネリストとして参加していただきました。
マルコス・タクレ・リケさん(エチオピア連邦民主共和国特命全権大使)
児玉由佳さん(アジア経済研究所 アフリカ研究グループ 主任研究員)
デッサレン・レンチョ・ボレーナさん(東京大学公共政策大学院 修士1年、元エチオピア中央銀行 経済研究・国際関係部 研究員)
岡本裕志さん(立命館アジア太平洋大学3回生、NGO LIVEonWIRE所属 フォトジャーナリスト)
大使はエチオピアの経済について、TICADⅤに向けて。
児玉さんは農村部の教育格差について。
デッサレンさんはエチオピアの銀行、金融事情について。
岡本さんは機織りの人々について、それぞれお話をされていました。
質疑応答では中心に活発な議論が交わされました。中央銀行の役割、GDPの表す意味、マイクロファイナンスが最貧困層に与える影響、教育格差に与える影響など、非常に興味深い内容でした。
大使が経済学の教授のバックグラウンドを持ち、デッサレンさんが元エチオピア中央銀行職員だったこともあり経済的な側面が多かった印象です。奨学金で日本の修士や博士の留学生は前職を持った将来有望な若者であることが多いようです。
印象に残ったものとしては、大使の以下の言葉があります。
"Donors say "you need this", so we didn't have the chance to say "we need this.""
TICADにおけるパートナーシップを強調され、アフリカ連合のトップをエチオピア人が務めていることで、エチオピアとしての役割の大きさにも触れていました。
大使の "We should make relationship by trade not by aid."の言葉にもある通り、一辺倒な援助から、多角的な視点や側面を持ち合わせた関係構築がより重要な時代になっているようです。
パートナーシップとオーナーシップが大切とされているTICAD、アフリカのリーダーたちが一堂に会するこの場で、一体どのような新しい動きが見られるのか、TICADへの期待が高まります。
世界銀行の皆様、ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
次回は3月12日、タンザニアのコーヒーアワーとなります。
またお会いできることを楽しみにしております。
コーヒーアワー・シリーズは月一回の頻度で開催される予定で、今回は第一回目で、テーマは「エチオピア」でした。
以下の方々にパネリストとして参加していただきました。
マルコス・タクレ・リケさん(エチオピア連邦民主共和国特命全権大使)
児玉由佳さん(アジア経済研究所 アフリカ研究グループ 主任研究員)
デッサレン・レンチョ・ボレーナさん(東京大学公共政策大学院 修士1年、元エチオピア中央銀行 経済研究・国際関係部 研究員)
岡本裕志さん(立命館アジア太平洋大学3回生、NGO LIVEonWIRE所属 フォトジャーナリスト)
大使はエチオピアの経済について、TICADⅤに向けて。
児玉さんは農村部の教育格差について。
デッサレンさんはエチオピアの銀行、金融事情について。
岡本さんは機織りの人々について、それぞれお話をされていました。
質疑応答では中心に活発な議論が交わされました。中央銀行の役割、GDPの表す意味、マイクロファイナンスが最貧困層に与える影響、教育格差に与える影響など、非常に興味深い内容でした。
大使が経済学の教授のバックグラウンドを持ち、デッサレンさんが元エチオピア中央銀行職員だったこともあり経済的な側面が多かった印象です。奨学金で日本の修士や博士の留学生は前職を持った将来有望な若者であることが多いようです。
印象に残ったものとしては、大使の以下の言葉があります。
"Donors say "you need this", so we didn't have the chance to say "we need this.""
TICADにおけるパートナーシップを強調され、アフリカ連合のトップをエチオピア人が務めていることで、エチオピアとしての役割の大きさにも触れていました。
大使の "We should make relationship by trade not by aid."の言葉にもある通り、一辺倒な援助から、多角的な視点や側面を持ち合わせた関係構築がより重要な時代になっているようです。
パートナーシップとオーナーシップが大切とされているTICAD、アフリカのリーダーたちが一堂に会するこの場で、一体どのような新しい動きが見られるのか、TICADへの期待が高まります。
世界銀行の皆様、ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
次回は3月12日、タンザニアのコーヒーアワーとなります。
またお会いできることを楽しみにしております。